フェリーチェ吹田 入職初日のこと

2017.03.29 Wednesday|入所/ショート その他
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    入所介護部の浦部です。

     

    今回はフェリーチェ吹田に入職した初日のことを書きたいと思います。

     

    フェリーチェ吹田は平成18年12月1日にオープンしました。僕が入職したのは翌年の3月頃でした。

     

    お昼頃までオリエンテーションを受け、午後から配属フロアに出ました。

     

    まずフロアに入ってびっくりしたのは「自分で歩ける」「自分で車イスを漕げる」「普通にお話しができる」方が沢山いたことです。

     

    その前に働いていた病院では病状が重く、寝たきりの方ばかりだったので、病院や施設を利用しているお年寄りは皆さんそのような方ばかりだと思っていました。

     

    まず病院では患者様から「話しかけられる」ことがあまりなかったので、利用者様から「話しかけられた」時はどう返せばよいのかあわあわしました。

     

    「兄ちゃん、初めて見る顔やな。あれか、新人さんか?」と声をかけられた時は、「僕はここでやっていけるのだろうか」と不安になりました。

     

    変な話ですが、オムツ交換や入浴介助、移乗介助など「介助」については一通り経験・実践していましたが、「コミュニケーション」については経験が浅い状態でした。

     

    不安を感じながら、利用者様の情報収集をしていると、

     

     

    「さっきから何ちらちら見とんねん!!文句があるならはっきり言えや!!」

     

     

    と、大きな声がリビングからしました。

     

     

    リビングを見ると、1人のおばあさんが立ち上がり、斜め向かいに座っているおばあさんを睨んでいます。

     

    何事かと思っていると、ものすごい速さで押し車を押しながらその方へ向かっていきます。

     

    そのおばあさんの勢いが凄かったので、これは危険だと思い、

     

    「僕が話しを聞かせてもらいますんで、一旦、お部屋に戻りましょう」

     

    と、間に入りました。

     

     

    ただ初日でその方のお部屋がまだどこか分からず、逆に案内されるという始末でしたが。

     

     

    お部屋に戻る頃にはすでにトーンダウンされていて、「兄ちゃんありがとうな。ちょっと休むわ」と横になられました。

     

    このやりとりを見て、今まで教わってきた「お年寄りは人生の先輩であり、尊い存在である」という、お年寄りは誰もが「出来た人間」というか、聖人のような捉え方(僕の主観ですが)がガラガラと崩れ落ちました。

     

    歳を取ってもちょっとした事で怒るし、嫉妬することもあるし、悪口を言うこともあれば、笑いあう。

     

    当たり前のことですが、同じ人間なんだなぁと痛感しました。

     

     

    別の機会ではお年寄りならではの懐の深さみたいなものを感じました。

     

    ボランティアの方々に来て頂いて、日本舞踊や大正琴の演奏など様々な行事をします。

     

    「うまいな〜」「綺麗やわ〜」と拍手されたり、「また来てね」とボランティアの方と握手をされます。

     

     

    終わって帰られた後、お茶を飲みながら利用者様同士で、「今日のはもう一つやったな」「あれは下手くそやったな〜」と話されています。

     

    「良いお客さん」を演じられているんですね。

     

    「これはなかなか一筋縄ではいかんな」と入職して、日を追うごとに実感していくのでした。

     

     

     

     

     

     


    季節の献立・薬膳料理(*^_^*)

    2017.03.22 Wednesday|入所/ショート 行事報告
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      フェリーチェの昼食には、季節の献立や

       

      薬膳料理の献立があります。

       

      季節の献立は、食で季節を味わっていただこうと

       

      いうことで、旬の食材や季節のイベントの

       

      食事を提供させていただいています。

       

       

      これは、ひなまつりの3月3日の昼食です。

       

      海鮮ちらしにイチゴ・菜の花の和え物に

       

      茶わん蒸しです。

       

       

      こちらは、季節の食材の炊き込みご飯に

       

      天ぷらです。

       

       

       

      薬膳料理です。

       

      ちなみに3月は、よもぎご飯と香味ローストキチン

       

      菜の花辛し和え・春野菜の豆乳スープでした。

       

      薬膳料理には、薬膳メニューのお品書きが

       

      あるため、どのような効果・効用があるか

       

      召し上がられるに皆さん確認されています。

       

       

       

       


      楽しく仕事をする。

      2017.03.14 Tuesday|相談部より
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        相談部の辰巳です。

         

         

        ぼくは今、41歳ですが、

        家庭の事情もあって13歳(中学1年生)の頃から

        オヤジの仕事の手伝いをさせられる

        という形で仕事をしていました。

         

         

        41-13やから、すでに28年間働いているわけです。

         

         

        普通にいけば65歳くらいまでは働くでしょうから、

        あと24年くらいですか。

         

         

        28+24で52年。

        52年間も働くわけです。

         

         

        まぁぼくは普通の人よりも少し

        仕事を始めるのが早かったんですけど、52年ですよ。

         

         

        人生の半分以上は仕事してる事になりますよね。

         

         

        多少の期間の違いはありますけど、

        基本的に人は働くわけで、

        しかも人生の中でもかなりの時間を占めるわけで、

         

         

        だったら、楽しく仕事したいってのがぼくの考え方です。

         

         

        仕事を楽しく出来なければ、

        人生のかなりの時間を

        楽しく過ごせていないって事になりますからね。

         

         

        だから楽しく仕事がしたい。

         

         

        以前にも

        『介護の仕事の楽しさを伝える事の出来る人』っていう文章を

        掲載させて頂きましたが、

        介護の現場で働いている時にも、

        常に楽しく働こうと思って毎日勤務していました。

         

         

        で、楽しく仕事するには

        自分自身の心の持ちようが大きく関係してくると思うんですけど、

         

         

        それをどうしているかって事についてはまた別の機会に。

         

         

         

         

         

         


        ムスタング

        2017.03.08 Wednesday|入所/ショート その他
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          入所介護部の浦部です。

           

          今回は思いっきり趣味の記事です。

           

           

          僕は趣味でギターを弾くんですが、2年前にこのギターを買ったんですね。

           

           

          ムスタング!!

           

          フェンダーUSAの「アメリカンスペシャル ムスタング」です。

           

           

          ムスタング好きの方なら絶対に選ばないであろうムスタング。

           

           

          もともとムスタングは「いいな〜」と思っていましたが、「買おう」とまで考えたことはありませんでした。

           

           

          たまたま楽器屋に寄った時に目にしました。

           

          通常のムスタングよりルックスはダサいんですが、「何かいいな〜」と思ったのと、

           

          「タップでシングル/ハムに切り替えれる」

           

          「ブリッジがチューンO’マチック」

           

          「22フレットある」

           

          という機能性も気に入って買いました。

           

           

          今一つ、パッとしないんですけど、そこが逆にいいなと思っております。

           

           

          エフェクターは

           

           

          名器「BOSS OD1」を使っております。

           

           

          しかしこんな記事を書くということは

           

           

          「もうネタがない」

           

           

          ということですわなぁ

           

           

           


          吸引器

          2017.03.01 Wednesday|入所/ショート その他
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            入所介護部の浦部です。

             

            出勤前、朝の連ドラを観ていたら出産シーンがありました。

             

             

            私事ではありますが、昨年の11月の末に子供が産まれました。

             

            職場の皆さんのご協力により、幸いにも立ち会うことができました。

             

             

            切迫早産となり、病院からは少しでも胎内にいる時間を伸ばすため、点滴や助産師の方からアドバイスを頂きました。

             

            点滴がなかなか効かず、陣痛の間隔が小刻みのまま妻も大声で「痛い!!」と何度も繰り返していました。

             

             

            早産になったことと、もう一つ問題があり、赤ちゃんの胎内での向きが逆になっていました。

             

            逆子ではないのですが、胎児は母体と向き合うように胎内にいることが望ましいのですが、母体と同じ方を向いている状態で胎内にいました。

             

            この状態で出産するのは危険であり、せめて胎児の体位が戻るまでは時間を稼ぎたいという病院からの意向もありました。

             

             

            入院から20時間ほど、この状態が続き、とうとう破水しました。卵膜が体から少し出ていたようで、「パン!!」と破れる音がカーテン越しに聞こえました。

             

             

            良い状態ではないが、もう産むしかないとなり分娩室に入りました。

             

             

            力む・緩むタイミングで一緒に呼吸を整えながら、助産師さんの「頑張って!」「大丈夫!」という声を頂きながら、無事出産となりました。

             

             

            泣き声が聞こえるまでは、ハラハラしましたが元気で大きな泣き声を聞かせてくれました。

             

            安堵の気持ちと妻への感謝の気持ち、産まれてきてくれた我が子への「ありがとう」という気持ち、

             

            様々な感情がめぐりました。

             

             

            命の誕生

             

             

            感動の瞬間です。

             

             

             

            ただですね

             

            もうこれは仕方ないことなんですけどね

             

             

            僕の子供、吸引器で引っ張り出されたんですよね

             

             

            しかもですね

             

            吸引器で引き抜く時にですね

             

            担当医の方が

             

             

            「あ、ちょっとミスった」

             

             

            みたいな顔しよったんですよね。

             

            さすがに、その瞬間は「殺意」が産まれましたわ。

             

            お産だけに。

             

             

            仕事柄、亡くなる方をお見送りすることはありましたが、初めて「産まれる瞬間」に立ち会えたことで、色んなことを深く考えさせられました。

             

             


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